MESSAGE

≪NEXT   BACK≫

RISING SUN ROCK FESTIVAL 2007 in EZO
〜今年も「テントの街」が現れる〜

 2006年8月20日、早朝。KEMURIのライヴが終了し、心地よい疲労感が全身を覆い始めたその頃、東の空にくすぶっていた太陽がようやく顔を出してくれました。ロックの大音量と共に見ることは出来ませんでしたが、やさしく、そして雄大なあの朝日は、皆さんにとっても会場での想い出と一緒に深く印象に残っている事と思います。

 あれからもう半年が経とうとしています。昨年、会場を後にする皆さんには「来年も又会いましょう。」のメッセージをどう感じてくれたでしょうか。「来年も必ず来るぜ!」と感じてくれましたか?もちろん一年先のスケジュールなど予定も立てられないと思った方もいるでしょう。しかし本当に時間の経過は早いものです。あと半年後にはRISING SUN ROCK FESTIVAL 2007 in EZO(以下RSRFES) が開催されるのです。

 RSRFESは今年で9回目を迎えます。1999年、記念すべき第一回目は1ステージのみでした。テントサイトには区画などなく、ただステージ後方の広いエリアを開放していました。会場内にテントサイトを設けようと考えたのは海外のロックフェスティバルの影響でした。イギリスのグラストンベリーフェスティバルでは、オーディエンスが張っているテントからステージが見えているのです。とても衝撃的な風景でした。そして、その時からオールナイトのキャンプ型フェスティバルとしてRSRFESはスタートしたのです。年々ステージが増え、出演者の数も増えていきました。同時にオーディエンスが会場内に張るテントの数も増えていきました。

 僕はテント数の増加は、フェスティバルの進化だと考えています。

 たくさんの荷物を持ち込みテントが張られ、音楽が鳴りやむまでそこを拠点として滞在する。その空間をそれぞれのスタイルで共有することにより、何もない広い大地にテントの街が存在するのです。その時間だけは日常の現実から逃れたRSRFESの住民となれるのです。そして住民として堪能することがフェスティバルなのです。
 今回、2002年以降工事のために利用できなかった土地が、全面的に使えるようになりました(SUN STAGE横の土砂が盛られていた場所です)。待ちに待った復活です。よって、ステージの位置関係やテントエリア等も変更となりますが、全体の会場レイアウトは2月下旬をメドに発表を考えています。

そして、アーティスト第一弾発表は4月15日を予定しています。

RSRFES=良質なロック です。楽しみにお待ちください。

2007年2月1日
山本 博之

copyright(c)1999-2007 WESS INC. all rights reserved.