RISING SUN ROCK FESTIVALでは、1999年の第1回から「主催者とオーディエンスが一緒になって最高の時間と空間を作り上げる」というテーマを掲げて開催してきました。主催者がすべてを提供するのではなく、オーディエンスのひとり一人が「自分のことは自分でする」という意識を持って参加する。皆さんの理解と協力のおかげで、その意識は年々強く進化し続けていると感じています。
しかし人は十人十色の価値観を持ち、それぞれ様々な思いのもとに行動します。その中で生まれてくる「自分は楽しいからOK」、「みんなもきっと同じ考えだろう」といった個人の主観にのみもとづいた行動は、たくさんの人が集う場ではときに、他人に不快な思いを与えかねません。
大勢の人が集うRSRにおいて、すべての人が気持ちよく過ごすためには、「マナー」というものが重要になってくるのです。自分以外の誰かを少し気遣うだけで、相手も自分もHAPPYになれる魔法、それが「マナー」です。
いよいよ開催が迫ってきたRSR。本番を迎えるまでのこの期間に、今一度、一緒に「マナー」について考えてみましょう。
歩きタバコやスタンディングゾーンなど混み合った場所での喫煙は、周囲の人たちに大変迷惑です。一服する前に周りを見渡してみましょう。もちろんポイ捨てなんてもってのほかです。RSRでの喫煙者としてのマナーは、普段の生活の中でも役に立つでしょう。
テントをあなたの家とすると、テントサイトはいわば街。まわりにはあなたと同じようにそこで生活する民家があるのです。深夜に大きな声で騒いだり、他所の民家に勝手に上がりこんだりすることは、大変迷惑です。そして特に気をつけて欲しいのが、火の取扱いです。
小さな火が風で広がり、最悪の場合、火災が発生するケースも・・・。
サンステージ前のレジャーサイトや駐車場など、みんなで一緒に利用するスペースでは、ゆずり合いの気持ちが大切です。荷物やシートで場所取りをしたりせず、ひと声掛け合って仲良く共有しましょう。
お目当てのアーティストを最前列で観るために、ひとつ前のアーティストから最前列に居続ける人も多いようです。あなた以上に今そこで観たいと思っている人がいるはずですよ。
楽しくて気分が良くなり、ついついハメを外してしまうことがあるかもしれません。
そんなとき、普段の自分を見失ってこんなモンスターに変身しちゃっていませんか?
みんなが気持ちよく時間を過ごすために、それぞれが他人を尊重する行動、
そして、RSRを一緒につくりあげていく1人としての責任ある行動を心がけましょう。
きっと、HAPPYを生み出す「マナー」の魔法は、悪いモンスターをもHAPPYにさせてくれるでしょう。
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